競馬と血統の入り口

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アルジャンナはきさらぎ賞にも合わなかったのか?

スコットです。

 

きさらぎ賞で圧倒的1番人気に支持されながら3着と敗れたアルジャンナ。

 

川田騎手についても言われていますが、血統的にどうなのか見てみましょう。

 

 

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こちらがアルジャンナの血統表。

 

父:ディープインパクト

母父:Tiz Wonderful

FNo.:22号族(地力系)

 

という馬。

 

一言で言いましょう。

 

力強い

 

そんな血統です。

 

そして、私のイメージでは、負けた近2走。

東スポ杯2歳Sきさらぎ賞、どちらもこの馬に合うレースだったとは思えません。

 

ではなぜそう思うのか。

 

・ファミリーナンバーが22号族

マンノウォーやリバーマンの血を引いている

 

これらが理由です。

 

22号族を少し掘り下げましょう。

 

そもそもファミリーナンバーとは何なのか。

 

ファミリーナンバーFamily Number)とは、サラブレッドの分類方法の1つ。それぞれ属する牝系ごとに1から74号などの番号が付けられており、同じファミリーナンバーに属する馬なら全て同じ基礎牝馬に遡ることができる。

 

ja.wikipedia.org

より引用。

 

簡単に言うと、牝系=お母さん方の分類方法の一つです。

 

そして、「地力系」というのは、競馬予想家の高柳さんの分類によります。

 

・極軽系

・バランス系

・地力系

 

の3つにファミリーナンバーを再分類しています。

 

各系統のイメージは読んで字のとおりです。

 

極軽系は、スパッと切れる一瞬の切れ味。

バランス系は、いわゆるナタの切れ味。長くて良い脚。

地力系は、ずぶくて力強いジリ脚の馬。

 

そして、件のアルジャンナはこの22号族。

 

22号族の特徴を挙げると、

 

・力強い

・粘り強い

・安定感がある

・急坂コースに合う

 

そんな感じ。

 

22号族の名馬を挙げると、真っ先に浮かぶのは

 

キングカメハメハ

 

です。

 

あの激流の中前目から早めに動いて押し切ったダービーはもはや語り草ですね。

 

 

さて、22号族の特徴を見てきましたが、

 

タフで力強くて急坂に強いけど、ジリ脚。

 

という特徴です。

 

そうすると、合っている競馬場というのは

 

中山・阪神

 

になります。

 

冬の京都も合っていますが、やはり中山と阪神でしょう。

もしくはタフな馬場という意味では中京も合ってるはずです。

 

反して、

きさらぎ賞の京都1800m

東スポ杯の東京1800m

 

というのは、京都外回りと東京ですから、簡単に言えば切れ味重視の競馬場です。

 

きさらぎ賞では、上がり1位の脚で3着まで来ましたし、

東スポ杯ではコントレイルに着差は付けられましたが、走破タイムは文句なしです。

 

それはひとえに、能力の高さの証明だと私は思います。

 

適性という意味では合っていないレースだったと思います。

 

これが、エセ血統人間スコットの見解です。

 

競馬というのは、能力×適性ですから。

 

 

次走はどこか分かりませんが、

 

弥生賞毎日杯など中山・阪神の重賞なら面白いと思います。

 

皐月賞も期待したいところですが、

 

近年の皐月賞は高速小回り戦が多いので微妙ですかね…。

 

では。