競馬と血統の入り口

競馬をもっと簡単に!!血統って面白そうだけど難しいんでしょ?そんなあなたに!!

日米欧の血統を大まかに知ろう!!

スコットです。

 

血統を語るにおいて、各種牡馬の簡単なイメージをつかむのに、

日米欧の血統、競馬の違いを知っておくとよいです。

 

本日の目次はコチラ↓

 

 

 

scott0852.hatenablog.com

 

 

~切れ味の日本~

日本の特徴は簡単に言うと、

 

上がり2Fの勝負

 

です。

 

最後の直線、残り2F(400m)くらいから仕掛けて、最後の最後のラスト1F(200m)でギュッと切れ味を使った馬が勝つ。

 

日本の競馬を簡単にまとめるとこんな感じです(笑)

 

もちろん、直線の長い新潟外回りなんかはまた違いますが、一般的にはこんな感じ。

 

一瞬の切れ味

が求められます。

 

勝負の直線までは、適度なスピードで追走して、

ラスト400mくらいで仕掛けて、トップスピードに乗って、

ラスト200mで瞬間的にキレ味を使うこと

 

こんなイメージ。

 

サンデーサイレンス系の種牡馬が得意とする競馬ですね。

 

~長いヨーロッパ~

日本でも放送される、フランスの凱旋門賞など、ヨーロッパの競馬はどうでしょうか。

 

 

簡単に特徴を言うと、

 

長い直線で脚を使い切る

 

こんな感じ。

 

スタートしてから最後の直線に入るまでの、道中は基本的にスローペースでゆったりと走ります。

 

そして、

最後の長い直線でよーいドンの勝負。

 

長い長い直線で、ひたすら叩き合いをして、

最後までバテずに伸び切った馬が勝つ。

 

そんなレースがよく見られるのがヨーロッパの競馬です。

 

したがって、そんなヨーロッパの競馬で選りすぐられた馬、種牡馬、血統は、

 

 

道中に脚を使ってしまうと、直線で余力が残らない

道中ゆっくり追走できると、最後の直線で爆発できる

 

そんなイメージと思ってください。

 

 

 

~バテ合いのアメリカ~

 

最後のアメリカ。

 

これはヨーロッパの競馬の真逆と思ってください。

 

 

ダート競馬が主流のアメリカでは、

 

最初からトップスピードでひたすら飛ばしていって、最後までバテなかった馬が勝つ。

 

こんな感じです。

 

もちろん、みんなで飛ばしますから、割と全頭バテます(笑)

 

その中でも、最後まで脚が動いた馬が勝つのがアメリカ。

 

 

~3つの世界のまとめ~

 

 

日本での主流はダートよりも芝のレースです。

日本ダービー有馬記念など大きなG1レースはすべて芝ですよね。

 

欧州・ヨーロッパの競馬は、ほぼすべて芝のレースです。

ダート競馬というのはほぼありません。

したがって、日本に短期免許で来日する外国人ジョッキーの内、主戦場がヨーロッパの騎手は日本のダートレースで苦戦することが多いです。

 

そして、アメリカほぼダートの競馬です。

アメリカのクラシック3冠レースもすべてダート。

有名なBC(ブリーダーズカップ)も主要レースはダート。

 

最後に簡単にまとめます。

 

・日本

一瞬でトップスピードに乗る

瞬間的な切れ味を出す

→瞬発力重視の競馬

 

・ヨーロッパ(欧州)

道中はゆったり

最後の長い直線で脚を使い切る

→最初ゆっくり、後半で脚を使い切る

 

アメリカ(米国)

最初から飛ばす

最後のみんな疲れ切ったところで脚が動いた馬が勝つ

→最初からずっと脚を使って、バテ合い

 

まとめるとこんな感じ。

 

したがって、

日本産の種牡馬

ヨーロッパ血統の種牡馬

アメリカ血統の種牡馬

の産駒にもそれぞれ、大まかに言えば国・地域の競馬の特徴を受け継ぎます。

 

そこから、ローテーションの向き不向きや、レース・コースの適性の話にも広がるのですが、今回はここまで。

 

では。